cleaning
ムシ歯や歯周病の原因となるバイオフィルムは日々のハミガキでは撃退することはできません。
定期検診による歯のクリーニングで、バイオフィルムを撃退しましょう。
「バイオフィルム」は、菌が発生した粘液状の隠れ家の中で、細菌がコロニーを形成した状態をいいます。 イメージ的にはビニールハウスに守られた中で、ぬくぬくと細菌達が気持ちよく居座っている状態です。 バイオフィルムはムシ歯だけでなく、歯周病の原因にもなります。
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)という技法を用いて 歯ブラシでは磨くことができない歯周ポケット内の歯の根の部分もキレイに磨き上げて汚れを取り除きます。 さらに、フッ素を歯の表面に塗り、ムシ歯を予防して歯を強くします。
歯の表面に専用のクリーニングペーストを塗ります。
専用の機械で歯面を丁寧にクリーニングしていきます。プラスチックのチップを使って歯の間の汚れを落としていきます。 歯肉の境目の汚れを落とします。歯みがきでは破壊できない細菌の膜「バイオフィルム」を取り除きます。
柔らかいラバーカップとフッ素配合のクリーニングジェルで艶出しします。
【ビューティー】
●ハミガキでは落とせない茶渋やヤニなど、頑固な汚れが落ちます。
●歯の表面に再び汚れを付き難くし、カルシウム補給を助けます。
【ムシ歯】
●ムシ歯は「バイオフィルム」というバリアの膜を張っており、これを歯磨きでは破壊することができませんが、ティースクリーニングはバイオフィルムを取り除く事ができます。
●クリーニング剤に含まれるフッ素イオンは、エナメル質の再石灰化を促進します。
【歯周病】
●ムシ歯同様に歯周病菌も「バイオフィルム」というバリアの膜に被われていますが、3ヶ月ごとにクリーニングをうければ、高齢でも自分の歯で食事ができるという高いデータがあります。
●歯茎の炎症が治ります。
定期的にクリーニングを受けられた場合、歯肉の炎症を軽減することができます。
●歯茎が健康な状態になります。
歯周病が進行している人が、歯のクリーニングを受けた後に、「歯茎が下がった、歯の根元がどんどん見えるようになった」と感じ、
その原因がクリーニングをしたからではないかと誤解を生んでいることがあります。それは、クリーニングの器具のせいや、技術のせいではなく、
歯周病の進行で歯を支える骨が溶けていて通常よりも下がっていたのですが歯茎の腫れなどで気づかず、歯石を取ることで歯茎の炎症がなくなり、その下がった骨にそって引き締まった健康な状態になったからです。歯周病の進行を止め、これ以上歯茎の低下を防ぐためにも、定期的なクリーニングを受けましょう。
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