50代 男性
メタルボンドによるブリッジが装着されていましたが、
人間の咬む力はなかなか侮れず、
金属のうえに高温度で焼き付けた陶材が欠けてきました。
左上4番の歯茎が黒く変色していますが、
土台に使用した金属、
およびメタルボンドの内側の金属が溶出(溶けて)して
歯茎に取り込まれ着色したものです。
メタルタトゥーと呼ばれるもので、
溶出した金属で刺青をした状態です。
体内に取り込まれた金属は簡単には取り出せず、
金属アレルギーの原因にもなるといわれています。
今回歯の根の治療もかねて金属の土台も取り去り
歯根破折の少ない金属を使用していない
ファイバーポストコアに変えました。
また被せ物も金属を使用しない
ジルコニアによるブリッジにしました。